リレーエッセイを書けという岡田支部長からのご指示をいただきましたが、ネタがなかなか浮かばず、困っていたところ、第4回のリレーエッセイに掲載した芝浦工大村田先生の“「マンホールの蓋」に魅せられた”という記事を読みました。あー、本当だ、だれでも何かに魅せられたことが必ずあるのではないかと考えました。それで、ぱっとネタを思い付きました。私が魅せられたことは・・・・? これだ!?
大学時代(中国)の学園祭で、鋳造専門の先生達が復元した中国古代編鐘(ヘンショウ)の複製品を使って演奏したことがあります。楕円形の銅合金鐘の正面(正鼓音)と側面(側鼓音)を敲くと、違った2音が出せます。いわゆる、「1鐘双(2)音」でした。また、正面と側面とでは“半音階”の微小な音階差も見事に表現出来たので、古代人の音楽に対する認識に驚嘆しました。また、当時大学の研究室で中国古代編鐘を複製する作業も見ました。現代技術で製造するのも難しいことなのに、2400年前の古代人はどうやってこのような精度のよい立派な楽器を作ったのでしょうか、と非常に不思議に思いました。それは、今から20年前のことでした。初めて中国古代鋳造品に魅せられました。
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