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鋳物用語解体新書

フォスフォライザ(ホスホライザ;phosphorizer、bell, plunger)

 Al合金溶湯にTi-BやPなど、鋳鉄溶湯にMg合金など添加歩留りの悪い元素を効率的に添加する時に重用される道具。小型のるつぼをさかさまにしたような形(黒鉛るつぼを利用することが多い)に鉄棒を取付けたものであることから、英語で「bell」とも表現される。 

 名前の由来はCu合金へのりん(P:phosphorus)添加や、無酸素銅を脱酸する際に効率的にりん=フォスフォラスを投入するための道具として、この名前がついた(参考:図解鋳造用語辞典(初版)、日本鋳造工学会編)。 

 

(A.Y)
(2012年1月)