関東支部の活動

YFE

第149回 全国講演大会に参加して


 10月22日~26日の日程で広島のど真ん中、まさにダウンタウンで開催され、盛会であった。

 幹事の中国四国支部実行委員は、前夜祭の「YFE子供いもの教室」を「紙屋町シャレオ地下中央広場」、技術講習会と研究発表講演が行われた「メルパルク広島」、懇親会は「ひろしま美術館」で、「鋳物」を地域の子供さんから一般の方々にアピールすると共に全国から集まった会員に準備万端最高の場を提供した。天も味方し、晴続きは当然の帰結であったと思う。

 講演発表は、全116件の約半数の52が学生発表で、即役立つ発表は少ないが、世代交代と新しい芽吹きを予感した。また、特別講演の「たたら製鉄の技と精神<誠実は美鋼を生む>」 や「大和を支えた造船技術」を聞いて、我々が忘れかけている物作りの原点を実感することが出来た。

 懇親会は、天候に恵まれ予定通り「ひろしま美術館」の中庭で、開始までの小一時間ミレー、マネ、モネ、ルノワール、ゴッホ、「たたら」で作られた玉鋼 ピカソ、モディリアーニ、シャガールそして晩年洗礼を受けレオナール・フジタと名乗った藤田嗣治の絵画を堪能した(広島に降りたら一度は寄るだけの価値あり)。開会は、実行委員長の小松中四国支部長(近畿大)の挨拶で始まり、堀江鋳造工学会会長(岩手大)挨拶、次期幹事の幹事役、我が関東支部岡田支部長の第150回記念大会アピール、小西実行副委員長(広島工大)の切れ味良く景気の良い乾杯の発声は、辿り着くまで時間が掛かり注いだビールの泡はすでに消えていた。熱くなく寒くなく、心地よく美味しい酒を飲み瀬戸内海の魚に舌鼓しながら多くの方々と楽しく語り楽しい時を満喫したのは、私だけでなく参加した300人弱の殆どであろう。懇親会後、発表が終わった人も明日の人も心地よい夜風に誘われ広島の夜も大いに満喫したことだろう。

 今回、大会に参加して目の疲れ肩こりがとれ若返り元気を貰って帰ってきました。中四国支部の皆様はじめ大会関係者の皆様に心から感謝します。(HK)