イベント情報

お知らせ

日本鋳造工学会関東支部 研究部会第77回講演会のご案内

鋳物・ダイカストの最近の話題を聞く

(社)日本鋳造工学会関東支部
支部長 佐藤 健二

 ダイカストは誕生してから今年で170年が経過し、今や最先端の自動車に適用され、そのパフォーマンスの向上に貢献しています。また、鉄鋳物の歴史はさらに深いものがあり、今や忘れ去られようとする技術もありますが、過去の技術を現代の調査方法で明らかにし、さらなる理解と発展が期待されている技術もあります。今回の講演では、ダイカストの最先端の適用事例と鋳鉄の「枯らし」という手法の再発見への取り組みの2件をご紹介致します。非常にご多用とは存じますが、多数の会員のご参加をお願いいたします。

15:00~15:05 挨 拶   (社)日本鋳造工学会関東支部 支部長  佐藤 健二
15:05~15:55

高性能スポーツカーを支える軽合金鋳物・ダイカスト

日産自動車(株) パワートレイン生産技術本部 神戸 洋史 氏

 自動車に求められる性能は多岐にわたっている。地球環境問題への対応、利便性の向上、走行性能の向上、安全性の向上、など数多くの要求がある。特に、高性能スポーツカーにおいては、走行性能の向上、軽量化など、従来にないレベルでの性能向上が求められる。このような要求に応えるために、軽合金鋳物やダイカストの適用例が増えてきている。新しい材料や生産技術の開発により、従来技術では適用できなかった部品にも鋳物やダイカストが適用されてきている。
 本講演では、日産GTRに搭載された新しい軽合金鋳物・ダイカストについて述べ、今後の方向性を探る。

15:55~16:45

「枯らし」による鋳鉄の被削性改善と組織変化-「時間による処理」と「熱による処理」の違いを探る

(株)スギヤマ 望月 栄治 氏、金沢工大 矢島 善次郎 氏、
工業所有権協力センター 吉田 敏樹 氏

 鋳鉄にかつて行われていた「枯らし」は残留応力除去熱処理によって短時間で済まされている。したがって、現在「枯らし」に関する研究はほとんどない。熱エネルギーを使わない「枯らし」の効果はどのようなものか、組織の変化はあるのか、超音波伝播速度などによる調査結果を報告する。

日時 平成20年8月27日(水) 15:00~17:00
場所 早稲田大学理工学部大久保キャンパス
55号館2階四会議室(60名)
〒169-8555 新宿区大久保3-4-1 Tel. :03-5286-3329
(総合機械工学科 吉田研究室)JR山手線高田馬場駅東口 徒歩15分

定員 60名(定員に達し次第締め切ります)
参加費 会員 2,000円,学生 無料,非会員 4,000円 (当日会場で申し受けます)
申込先 下記 関東支部講演会申込書で申し込み下さい。
〒105-0003 東京都港区西新橋1-5-11第11東洋海事ビル7階
新東工業(株)東京支店 柳沢俊夫
Tel. 03-3502-5481/Fax. 03-3580-5504
E-mail: t-yanagisawa@sinto.co.jp
申込期限 平成20年8月22日(金) ( 8月22日以降は当日会場で受け付け)