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鋳物用語解体新書

「ダボ」と「ほぞ」

 ダボ:dewel(英語)、duёber(デェーベル、独):「ホゾ」とも呼ばれる。鋳型の上型と下型(横型分割部)の相互位置を決定するために、合わせ面に付ける突起物。または鋳型の上型、下型を合わせるときの案内となるもの。(鋳物用語辞典など)
 鋳物用語として使われている「ダボ」は、漢字で太枘」、「駄枘」と書けるが、その語源は、木工や建築関係のドイツ語の「Dübel」で外来語のようです。この意味は、木材同士をつなぎ合わせる際に使用する木製の棒のことで、使い方は、繋ぎ合わせる木材に「ダボ」と同じ太さの穴をあけ、これに「ダボ」を差込み双方を接着剤で固定する。(ウィキペディア:Wikipedia)
日本では「枘(ほぞ)」:木材・石材などを接合するとき、一方の材に開けた穴にはめ込むため、他方の材の一端に作った突起のこと。(スーパー大辞林)

 

(H.K)
(2010年4月)