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鋳物用語解体新書

むくりあげ:起り上げ:Bottom pouring

 下つぎ、そこつぎ、押し上げとも呼ばれる。鋳型の堰を何処に付けるかを意味する言葉である。この場合、砂型の鋳物になる空間の底に堰が切られ、鋳込まれた溶湯が凸状の曲面をもって流れ込むのでこのように呼ばれるようです。泉で底から水が湧き上がる様子をイメージしてください。
 「むくり上げ方案/押し上げ方案/そこつぎ方案/下つぎ方案」と方案をつけて呼ぶ事もある。その他、堰を付ける位置により「落とし込み:Direct pouring」「上つぎ法:Top pouring」などがあります。

(H.K)
(2010年12月)