関東支部のご案内

年頭の挨拶

コロナに負けずに頑張りましょう!

公益社団法人 日本鋳造工学会 関東支部
支部長  西 直美
本保 元次郎

明けましておめでとうございます。

 2021年元旦。冷たくピンと張りつめた空気と、雲一つない抜けるような空のもと、暖かく、眩しい初日の出を迎えました。今年は、昨年の初日の出よりもっと輝いて見えました。皆様も、希望に満ちた良い年であることを願いつつ新年を迎えられたことと思います。

 昨年は、これまでに経験したことのない大変な1年でした。新年早々の1月16日に、厚生労働省から新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の国内第1号感染者の発表があり、そこからクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」での集団感染をはじめ、瞬く間に日本全国に広がりました。4月には第一波のピークを迎え、4月16日に全都道府県に緊急事態宣言が出されました。大学でも3月の卒業式、4月の入学式が中止となり、授業も遠隔授業に切り替わって教職員も自宅待機となりました。また、日本鋳造工学会でも、5月に開催予定であった名古屋での第175回の全国講演大会・展示会の中止が決まりました。

 感染は5月に一旦収束し、25日に緊急事態宣言が解除されました。大学での授業は、座学については全て遠隔での授業が続いたものの,実験・実習系については感染防止策を十分とった上で対面授業が始まりました。しかし、7月には再び感染者が増加しはじめ、第二波が押し寄せました。秋に開催予定の第176回全国講演大会は北海道室蘭工業大学での開催が見送られ、編集委員会、学会事務局のご尽力により、学生発表はオンライン講演会で、一般講演は誌上講演会という形で実施されました。関東支部においても、理系学生応援プロジェクトや子供鋳物教室など,YFE委員会、現場鋳造技術委員会、研究委員会などが企画した諸事業が中止、あるいはWEBでの開催となりました。はからずも、これまでに経験したことのない新しい形での、大学、学会、企業等の活動を経験することになったわけです。そしてこれらの経験は、今後の私たちの様々な活動のパフォーマンスを高める上で、おおいにプラスになるものと思います。

 さて、今年は、5月21日~24日の日程で、早稲田大学で第177回全国講演大会を開催する予定ですが、昨年11月頃から押し寄せた第三波が、第一波や第二波とは比較にならない感染者数の増加を記録しています。これまでに何回か関東支部実行委員会をWEB会議で開き、実施の検討をしてきましたが、コロナ禍中では会場に集まっての開催は難しいと判断し,残念ながらWEBでの開催とすることにしました。関東支部の皆様には、これまでと違った形でのお手伝いをお願いすることになると思いますが、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

 海外では、驚異的なスピードでワクチンの開発が行われ、すでに一部では接種が行われているようですが、日本国内では認可されていません。私たちが安心して接種を受けるまでには、まだしばらく時間がかかりそうです。また最近では、感染力がこれまでに比較して1.7倍といわれるイギリス株や、南アフリカ株といった変異種が世界的に拡大しつつあります。

 1年もウイルスの脅威にさらされていると、感覚が鈍くなる、あるいは麻痺してきます。しかし、ウイルスは日々その感染力を高め,ここ数日の内にも再度の緊急事態宣言が出されようとしております。私たちに出来ることは、とにかく「感染予防」を徹底することしかありません。今しばらくは、感染を避けて「巣籠もり」が続きそうですが、こんなときこそ「鋳造」を学び直す、あるいは、深掘りするチャンスです。皆で頑張ってこの難局を乗り越えていきましょう。

(2021年1月)