関東支部のご案内

年頭の挨拶

後へ継げる

(社)日本鋳造工学会関東支部支部長
日本ルツボ(株) 岡田 民雄

岡田 民雄明けましておめでとうございます。年末・年始、9連休をとられ、ノンビリ休養をとられた方、また遠方に旅行された方もおられたことと思います。

 当支部の昨年の最大の活動は第150回大会運営でした。総務:大澤嘉昭様、会場:本保元次郎様、展示会:岡崎清治様、技術講習会:山浦秀樹様、工場見学:鹿毛秀彦様、YFE(こども鋳物教室・鋳物体験教室):駒崎徹様、レセプション:橋本一朗様、エクスカーション:小松重和様、ゴルフ:佐々木忠男様を中心として、そして支部の皆様の努力によりこの大会が成功裏に終わったことは、実行委員長として有難く、厚く御礼申し上げます。これに関し、私の「第150回大会を終わって」が「鋳造工学」誌79巻(2007)8月号に掲載されております。またご好評をいただきましたトヨタ自動車・張富士夫会長の懇親会での講演内容が同誌10月号に掲載されましたので、ご一瞥いただけたら有難いと思います。

 大会時に行われた鋳物体験教室のフォローアップとして、昨年12月17日に千葉黎明高校にて、石原安興様に「鋳物」の授業をしていただきました。また、YFEの日野自動車・新田工場見学の折り、埼玉県深谷市の滝澤酒造立ち寄りや、リケン柏崎工場での現場技術研究会の開催など、多くの活動ができた。リケン柏崎工場は開催の翌日に発生した中越沖地震に被災し、日本の自動車産業がこの一社により操業停止になるほどの重大な事態となりました。幸い自動車各社の協力で早く復旧できましたことは不幸中の幸いでした。

 今年は当支部の役員改選の年に当たります。私は、日本ルツボ・茂木克己前会長より「現在を担当する者は、先輩から受け継いだものを、より良いものにして、後輩に引き継いでいく責任がある」と教えられました。幸い次期支部長・副支部長に相応しい方々のお名前が12月の理事会で挙がり、私も最適な方々と思っております。4月の総会にご推薦させていただくつもりでおります。残り少ない任期ではございますが、本年もよろしくお願い申し上げます。

 さて、社会に目を向けますと、環境問題が益々話題になってきております。鋳造や耐火物に係わっている私共にとっては、この環境問題を無視するわけにはいかないと思います。京都議定書は1990年の温室効果ガスを2012年までに6%削減することでありますが、ここで私は2つの疑問を持っています。一つ目は単純な言葉の問題であります。温室効果ガスの「効果」と言うのはおかしいと思っています。温暖化するのを人類が望んでいるのであれば、それで良いと思うのですが、温暖化を防ごうと努力しているわけですから、効果という言葉を使うことは一般市民に大きな誤解を招きかねません。私は単に「温暖化ガス」に表現を変えるべきであると主張したいと思っています。もう一つは深刻なことで、2012年までに6%削減の約束は守れないだろうと思っていることです。その背景には我々は文化的な快適な生活を味わってしまったことと、これからも経済成長を願っていることであります。従って私は、6%目標は到底できないと思いますので、できなかった時のことを考え、その対策を早く立てるべきだと思っています。もちろん今後も引き続き削減対策、増加防止対策は私達にとり非常に重要なことであることと私も信じております。

 大変な環境問題のある2008年が始まりました。鋳造にたずさわる皆様におきましても省エネルギーなどをもう一度見直して、持続可能な社会を目指しましょう。当支部の皆様におかれましては、これからも益々発展されることを祈念します。